少し前にかつお節の話を書きましたが、(ちょっとやってみたい・・・かつお節削り)
忘れていたわけではありません。むしろかつお節で頭がいっぱいの日々を送っておりました。
あの記事を書いた後、色々なところでかつお節の話をしていると、
昔使っていた削り器を持っているからあげるよ。という人がいました。
で、待つこと数週間。
先日その削り器を受け取ったのですが・・・
「いや~、古いからちょっと錆びちゃってるけど」
何でも、もう70年!以上前の物だとか。
かなり汚いしカンナの刃も欠けています。
ん~どうしよう~~と思いましたが、
歴史を重ねてきた品物を無下にする気にはなれず、
何とかなりそうな気もしたので復活に挑戦することにしました!
復活作業その壱
まずは、カンナから刃を外さなければいけません。
これがとにかく難しかった!
元の持ち主さんも外そうと努力はしてみてくれたらしいのですが断念したのとこと。
錆が膨張&木と癒着して普通に外そうとして、必死に金槌(木槌を持っていないので・・・)でたたき続けても全く駄目。
そこでまず、サラダ油を木と刃の間にまんべんなく垂らして浸透させました。
次に、刃を押し込む方向に金槌で叩く&横からも叩く!!
30分ほど格闘していると、とりあえず少し奥に刃が進むようになりました。
そこでさらにサラダ油を追加して、抜ける位置(↓ココ)をひたすらぶっ叩きます。
すると!動きました~~
トータル1時間半くらい?の格闘で第一段階は突破!
復活作業その弐
次に刃を研ぎます。
これはしばらく研いだ後ですが、ちょっとこするだけでどんどん錆が出てくるので、
まずは錆を重点的に落としてから、欠けた部分まで研ぎ進めます。
(必死に研ぎ続けたので写真はありません)
復活作業その参
木の部分をゴシゴシ洗います。
で、初日の作業はここまで。
しっかりと乾燥させて翌日です。
次はヤスリがけ。
ちょうど在庫に目の粗いヤスリがあまりなく・・・
仕方ないので仕上げ用の400番でひたすら1時間。
最後に軽くゆすいでまた乾燥。
復活作業その四
仕上げをどうするか悩みましたが、
たまたま在庫があった蜜蝋(をベースに色々配合してあるやつ→
気になる蜜蝋の香りを軽減するためにヒノキも配合してあるこの商品。
正直、かつお節用の道具に使うのは香りがぶつかるのでどうかと思いましたが、
木に油分を入れた方がいいかと思ったので、お試しです。
復活作業その五
完成!
本当はもっと磨きたかったのですが、
これまでの味も少しだけ残しつつ。
取っ手金具はそのまま使いましたが、
金具の留める部分は、触ると砕けるほどにボロボロだったので新しく交換。
カンナの刃もピカピカです。
で、本枯節
さて、カンナの準備ができたところで肝心の本枯節なのですが・・・
まだ手に入っていません。
欲しいやつはこれ【西伊豆のかつお節「田子節」カネサ鰹節商店謹製】本枯れ本節2本なんですが、
なかなか入荷しないんです(涙)
製造元のサイトでは買えるんですが、
楽天ポイントで買えるので、もう少し!もう少し!!と待っている状態です。
とりあえず諦めて、すぐ手に入るこの枕崎の本枯節にしようか悩み中。。。
本枯節 雄節雌節セット+ふりかけ1個
かつお節の味の違いが分かるか自分を試してみたい気持ちもあるので、
両方試してみる手もあるんですよね~
購入したら、またレポートします。
削り器セットならやはりこれがお手軽みたいですね。
鰹節削り器 /黄金の本枯節1本 & 鰹節削り器 セット / かつお節削り器 太郎 (バラ)【送料無料】