手の加えられていない(放置されていたであろう)下見板張りの壁に木の雨戸。
ガラガラと開く玄関扉。
隙間風を感じる築約57年の平屋。
きっとサッシは木製のままに違いない。
そして40坪ほどある庭。。。イイ!凄くイイ!!(かなり変人な自覚はあります)
一目惚れでした。。。
きっと中はボロッボロなんだろうなぁ~
2年くらいあればこつこつ直せるかなぁ~などと妄想リフォームをやりながら、
妄想畑を耕して、妄想犬と戯れていました。
場所は千葉県茂原市。駅から徒歩圏内で都心への通勤も何とか可能なエリア。
流石に長いこと物件探しを趣味にしていますと《何かあるアンテナ》がバリ3です。
これで50坪で98万?そんなに地価の高いエリアではありませんが、それにしても安すぎます。
趣味ついでに宅建を取得したときに聞いた、
「不動産に掘り出し物なんてない!安い?何かある。な~んかあるよ!!」
って言葉を思い出しました。
まず、写真上で分かることは【接道】が駄目だなってこと。
幅員(道路の幅)が足りなそうで再建不可なのかな?ってのはすぐ想像がつきます。
あとは、上下水道の隣地越境とか汲み取りで下水道引きこみ不可能とか?
確かに大きな欠陥ではありますが、今回はそんな事では揺らがず、
「この物件なら価格を考えれば乗り切れる」
「よし、とりあえず見に行こう!そして買おう!」
と、急ぎ出発準備を整えたところで急に冷静な自分がやってきました。
「交通費も結構掛かるし、簡単に状態だけでも調べてから行けば?」
確かに。。
で、色々確認してみると・・・
【一切接道していない】という事が分かりました(涙)
公図を送ってもらったところこんな感じでした~
斜線分が物件です。笑いましたね~
しかし何なんでしょ?この一帯のよく分からない分割の仕方は・・・
知らないだけで、結構こんなのあるんでしょうか?
じゃあ、あの家の前の道は?という疑問もあるかと思いますが、
あれは道では無くて宅地(隣地の敷地延長)みたいです。
通行権が設定されているかどうかは知りませんが、
日常の生活に問題がなくても何かあったときは相当ややこしいことになる恐れがあります。
こういう時は、どういう解決法(土地の活用法)があるのでしょうか?
誰か詳しい方がいましたら、是非教えてください!
自分の乏しい知識では、道に到達するまで隣地を買っていくしかないという事になります・・・
買ってはいけない家のお手本みたいなやつですね・・・
気にせず買って問題が発生したら諦めるっていう手もありますが、
持っている限り税金を取り続けられる「蟻地獄」的性質も持つ土地の恐ろしさも考えると、残念ながら買えませんでした。
魅力的なんですけどねぇ・・・
どなたか、長期戦略で攻略する方いませんか?
勇者求む!!
今日のネタ元《茂原駅 960m の中古一戸建て》
【今日の読みたい本】