終の住処(終の棲家/ついのすみか)。
それは最期を迎える時まで生活する住まい。
自分の住んでいる家が終の住処となる人はどれくらいいるのだろうか。
「人口動態統計」(厚生労働省大臣官房統計情報部H14)によると、
現在では、持ち家か賃貸かに関わらず「自分の家」で最期を迎える人は2割以下しかいないらしいです。
実際に8割を超え人が亡くなるのは、何らかの医療機関で死亡することになる。
そうなると、終の住処とはすなわち病院又は介護施設のことを指すのが正しいと言えますね。
現実がそうであるのにも関わらず、
家を買うことを「終の住処を手に入れた!」と考える人が多いのはとっても空しい。。。
長い長いローンを組んで手に入れる物って一体なんなんでしょう?
今住む家を買うときにも、しっかりとした出口戦略は必要だと思います。
ある程度お金のある人は介護施設に移住する時代、
慎ましくも楽しく生活する健康な小屋暮らファー(と、富豪)だけが、
現代社会で自宅を幸せな終の住処と出来る希少種なのかもしれませんね。
自分は・・・どこで死ぬのだろうか。
この記事「終の住処」どこに? 「日本版CCRC」と移住高齢者の選択を読んで思った戯事です。